つい最近引っ越しをしました。
この物件には半年~1年ほどしか住む予定がなく「住めるならどこでも!」くらいの気持ちでサクサクっと決めてしまい、今少し後悔しています。
この記事は、引っ越しど素人による引っ越し初心者さんのための記事です。
引っ越し経験豊富な方が読むと「なに当たり前なこと言ってんだ」と思われるかもしれません。
引っ越しど素人の私が、引っ越してから「ここ盲点だった!」と思ったことをまとめています。
転勤族の妻になってはじめて経験した引っ越し
私は結婚するまで実家を出たことがなく、引っ越し経験は一度もありませんでした。
賃貸に住んだこともありません。
夫が転勤族なこともあり結婚後は、実家→新居→転勤先①→転勤先②と計3回引っ越しをしましたが、新居と転勤先①については夫の会社が用意した住宅だったので自分では物件を探していません。
現在暮らしているココ転勤先②については自分たちで物件を探して引っ越しました。
物件探しで気にしたのは以下の点。
・立地
・間取り
・家賃
・築年数10年以内
・敷金礼金なし、保険加入義務なし、1年以内退去の違約金なし
・仲介手数料の金額
サブ条件として
・オートロックまたは2階以上
・インターネット無料
主要駅へのアクセスが良く、快適に暮らせる間取り、会社からの補助内におさまる家賃と不動産屋さんに条件を伝え見つけたのが今の賃貸。
スーパーやコンビニや薬局も近く生活に不自由はありませんし、築年数が10年なので多少の使い古し感はありますが間取りも気に入っています。
が、暮らしてみると意外なところに盲点がありました。。
引っ越して後悔!光熱費が抑えられない物件
家賃や駐車場代以外にかかるランニングコストである光熱費。
総務省の調査によると、二人暮らしの光熱費の平均は
- ガス代 4364円
- 電気代 9559円
- 水道代 4167円
(2018年度の調査による)
とのことですが…
家賃や共益費など目につく金額だけにとびつかず、光熱費を効率よく抑えることができるのかを頭に入れておくべきでした。
プロパンガスか、都市ガスか ガス会社の切り替えはできる?
実はこの物件プロパンガス(LPガス)だったんです。
プロパンガスは都市ガスに比べてガス代がとても高いです。
ガスボンベが物件に設置してあり、そのボンベを配送・交換する手間やなどから人件費が高くかかっているそうです。
これまで夫とふたりで暮らしていた家は新築で新興住宅地にあり都市ガスでした。
毎日お風呂をためる・たまにシャワー、料理はガスコンロを使用しほぼ毎日夕食のみ用意していましたが、ガス代は平均と同じく月4千円するかしないか。
たいしたことはない金額なので節約などあまり考えたことがありませんでした。
しかしこの物件に引っ越してきて、料理はIHを使うようになったにも関わらずなんとガス代が月1万円超え…!
もちろんガスファンヒーターなどは使っていません。
私の実家は都市ガスですが、家族4人暮らしをしていたときお風呂・シャワー・料理にガスをフル活用していても月1万円するかしないかのガス代だったと母親から聞きました。
なんでこんなにガス代が急に高くなったんだ!?もしかしてここプロパン!?
と調べてみるとビンゴ。プロパンガスでした。
都市ガスよりプロパンガスはガス代が高いということは知っていましたが、実際どのくらいの違いがあるのかは知らず、正直、たいしたことないだろうと思っていました。
なので、物件選定のときにガスの種類の確認もしませんでした。
よく見たらもらった物件情報の紙にちゃんと書いてありました。
【設備情報】
ガス種別:プロパン
と。ちゃんと見ておくべきでしたが、見たとしても無知のため「ふーんプロパンね」としか思わなかったかも。
こんなにもガス代が上がると知っていたなら比較検討していた別の物件を選んだかもしれません。
立地や築年数から、家賃や駐車場代や初期費用も安く抑えることができ敷金礼金もありませんでしたが、そこで浮いたお金以上のガス代を取られてしまう気がしています…
ガス種別はきちんと確認して納得してから物件を選ぶべきでした。
ただし都市ガスの地域はガス管が引ける都市部になるため、そうなると家賃や駐車場代が条件と会わなくなる可能性もあります。難しい…
ちなみにプロパンガスはガス会社が自由に金額を設定できるため、安い会社もあればものすごく高い会社もあるようです。
いろいろ調べてみたところ、私の住む物件はプロパンガスの家族3人暮らしの相場よりもはるかに金額が高いので、ガス会社が少し高めに金額を設定しているのだと思います。
プロパンガスの金額はほとんどのガス会社で非公開となっていて先に見積もりを知ることは難しいです。
住んでみてはじめてわかるというのは少し厄介ですね。
プロパンガスはガス会社の切り替えができ、安い会社へ変更することも可能です。
賃貸の場合はオーナーに直談判となりますが、検討の価値はあるかもしれませんね。
今はガス代を節約するため、追い炊きやシャワーの使用をやめましたがほとんどガス代が変わらなかったので愕然としています。
築年数が経っていて新築よりもお湯を沸かすのに時間がかかることも原因かもしれません。
そのあたりの兼ね合いも物件選定時に注目すべきポイントかも。
水道代が高い地域ではないか?
プロパンガスのガス代で大打撃を受けた我が家の家計ですが、なんと水道代でも大きめのパンチを食らいました。
住んでいる地域が全国でも上位の「水道代の高い地域」だったのです。
以前暮らしていた場所では月に3~4千円ほどの請求額でした。
水の使用量も二人暮らしの時とあまり変わっていません。
引っ越してきて育休中なので洗濯の回数は少し増えましたが、それだけで水道代も以前の倍以上、1万円ほどの請求が…
高すぎると思い調べたところ、水道代の高い場所だということがわかりました。
これについては勤務先が指定した地域なのでどうすることもできませんでしたが
もし住む場所を自由に選ぶことができたり、いくつかの候補で迷っているのであれば、水道代もチェックしてみたほうが良いかもしれません。
インターネット無料の物件か?
これは気にしている方も多いと思うのですが、意外と無料じゃない物件も多いので注意して確認する必要がありますね。
分譲賃貸などはインターネット使い放題でないことが多く、私たちも以前はインターネット回線を自分で契約していたため、今回はインターネット無料の家を選びました。
毎月数千円かかってしまう通信費が抑えられるのは嬉しいです。
暮らしはじめると小さな不便を感じる物件ではないか?
契約時はたいしたことじゃないと思っていても、生活を始めると意外と不便だなぁと思うことがいくつかあると思います。
私が今回の引っ越しで感じた不便をふたつほど。
システムキッチンではない物件
一応念のため、システムキッチン付き物件とはガスコンロやIHクッキングヒーターがあらかじめ設置してある物件のことです。
賃貸に住んだ経験がほとんどない私は、どんな物件にも当然コンロかIHが設置してあるものだと思っていましたがそうではありませんでした。
最近の新築物件はシステムキッチンのものが多いですが、築年数が古くなればなるほどシステムキッチンの物件数は少なくなります。
コンロかIHを自分で購入してセッティングするのです。
かくいう我が家もシステムキッチンではありません。
システムキッチンの物件を探しましたが、どうしても条件が合わなかったからです。
ネットで探してみたところ、ガスコンロもIHクッキングヒーターも安いものは1万円程度で販売しています。
やむを得ないので買って設置しようと思ったのですが、次に引っ越すときに必要なくなる可能性などを考えるとなかなか踏み出せず
結局今はテーブルで鍋をしたりするときに使うIHで料理をしています。
フライパン1つでしか料理ができないのですごく不便です…
私たちのように当該物件に住む期間が短い場合はいいのですが
長く住むとなると、簡素すぎず魚焼きグリルもあって3つ口で…など条件が広がってくると思います。そうなると設備にお金がかかってきますよね。
キッチン周りに余計なお金をかけなくて良いように
子供がいたりする家庭は特に、システムキッチンかどうか?本当にシステムキッチンじゃなくていいのか?はしっかり考えるべきポイントだなと思いました。
物件検索サイトでは、条件の絞り込みに
システムキッチンの有無をチェックする欄がきちんと設けてあります。
24時間ゴミ出し可能物件か?
こちらも小さいけれどだんだん不満の出てくる項目です。
いつでも好きな時にゴミ出しができる物件と、市が決めたゴミの日のみゴミ出しできる物件があります。
最近は物件内にゴミ出し場があり365日24時間ゴミ出し可能な物件が増えています。
分譲マンションを購入する際も24時間ゴミ出し可能かどうかは大きなポイントになりますね。
以前住んでいたマンションは24時間ゴミ出し可能物件でした。
出そうと思えば毎日でも好きな時にゴミを出せます。手の空いた好きな時間にゴミを出せます。
ゴミの日忘れてた!収集車も行っちゃった…次のゴミの日までまだあと3日…なんてことは一切ないのでストレスフリーです。
現在住んでいるのは指定日のみゴミ出し可能な物件。
最初は慣れないのでゴミの日を忘れてしまうことが多々あり大変でした。
指定日に慣れてしまえばなんてことはないんですが、一度24時間ゴミ出し可能に触れているためあの便利さを思い出すと今を不便に感じてしまうものです。
特に赤ちゃんのいる家庭では、オムツのゴミがたくさん出るのでなるべくゴミは早めに処分したいですよね。
マスト条件ではないですが、あると本当に便利なためチェックしてみると良いと思います。
物件探しの注意点!まとめ
私自身が引っ越しど素人のため自分の備忘録も兼ねて、本当に当たり前すぎることや些細なことばかり書いてしまいましたが
きっと賃貸に暮らしたことがない方や引っ越し経験のない方って女性には特に多いと思います。
はじめはなんてことなくても暮らしてみると小さなことがどんどん大きな不満になっていきます。
光熱費に関しては、もっと考えるべきだったかなと思っています。
子供を迎えると日中不在の共働き二人暮らしのときより光熱費が高くなるのは当然。
抑えようにも赤ちゃんが関わることでは無理に節約できないことも多々あるので…
暮らしに余計なストレスを持ち込まないでいいように
物件を選ぶときは目先のことや金額だけに飛びつかず、自分たちの生活に本当に合うかどうかをじっくりと良く考えることが大切だなと
改めて感じた引っ越しとなりました。